以前紹介したコロナウィルスの治療薬としてイベルメクチンが有効だという記事を書かせていただきした。
しかしながらアメリカでは安全性が十分に確認できないことから、米食品医薬品局(FDA)から注意勧告が出ています。
米食品医薬品局(FDA)では認可されてないようです。世界保健機関(WHO)もコロナ治療薬として承認しないようです。
アメリカ食品医薬品局(FDA)とCDCは、イベルメクチンを新型コロナウイルスに対する治療薬として使用した際の危険性に対して、注意勧告を出している。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として根拠なく推奨されている経口駆虫薬イベルメクチンの処方数が、2021年8月にはパンデミック前の水準と比較して24倍以上になったという。
イベルメクチンは寄生虫の駆虫薬として使用が認められているが、新型コロナウイルス感染症の治療薬としては認められていない
CDCは、イベルメクチンの不適切な服用は過剰摂取につながり、幻覚、痙攣、昏睡を引き起こして死に至る可能性があると述べている。
目 次
イベルメクチンを服用するなら
注意喚起されているのにも関わらず、米国の病院ではイベルメクチンの処方が増えているそうですが、しかし用法を守らず過剰摂取した人が入院するなどの事案が多いそうです。
イベルメクチンは医師の処方が必要です。必ず医師の指示にしたがって服用してくださいとのことです。
またアメリカの製薬会社大手のメルクも「治療効果 十分な科学的根拠ない」と断言しています。
かなり期待した治療薬なのですが残念です。
とは言ってもですね。北里大学では日々臨床試験は行っており、日本でもイベルメクチンを服用できる日は近そうです。
コロナ感染予防で家畜向け薬を服用し入院する人が増加 米FDAが注意喚起
抗寄生虫薬イベルメクチンが新型コロナウイルス感染症の予防や治療に効果があると示す情報がSNSなどを通じて拡散され、家畜向けの薬を服用して入院する人が増えており、「あなたは馬でないし、牛でもない」と米食品医薬品局(FDA)が注意喚起している。
イベルメクチンは人にも使われることはあるが、抗ウイルス薬ではなく、FDAも米疾病予防管理センター(CDC)も新型コロナの治療薬としては承認はしていない。
人が使うには医師が処方した場合のみ可能で、指示に従って服用する必要があると警告している。
イベルメクチンを巡っては、一部メディアや議員らが副作用もなく安全でコロナに対して効果が認められると発言したなどを受け、「特効薬」として処方を希望する人が急増していた。
毒物対策センターには、家畜や動物用向けに販売されているイベルメクチンを服用した人からの相談が増えており、過剰摂取で入院する患者も出ているという。
牛用の注射向けイベルメクチンを飲んだ後、幻覚や錯乱、震えなどを訴え病院に運ばれた患者もいた。大型動物用の医薬品は濃度が高く、人間にとっては量が多すぎるため、毒性が強い場合もあり、発疹や嘔吐(おうと)、腹痛などの副作用の他、重い肝炎や昏睡(こんすい)状態に陥る可能性もあると警告している。
世界保健機関(WHO)は3月、科学的な治療の効果が不確実だとしてイベルメクチンを治療薬として推奨しないと発表。CDCも同様に臨床試験では治療効果を裏付ける十分な証拠は認められず、さらなる臨床試験が必要だとの見解を示している。
引用元:Yahooニュース
アメリカではイベルメクチンの処方箋が約9万枚と急増
【8月31日 AFP】米オハイオ州で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により人工呼吸器を装着している夫が抗寄生虫薬イベルメクチンによる治療を受けられるよう、妻が申し立てを行った。 これを受けて裁判所が今月病院に対し、同薬を用いた治療を命じていたことが分かった。イベルメクチンはCOVID-19に対する有効性は証明されていないものの、その治療目的での需要が高まっている。 米国内では、イベルメクチンのコロナ治療での使用を求めた複数の申立人に対し、裁判所が使用を認める判断を下している一方で、家畜用の同薬を服用するなどの誤用が相次ぎ、中毒事故管理センターへの通報が増加している。 引用元:コロナ患者にイベルメクチン治療認める判断 米裁判所