
アメリカの製薬会社大手「メルク」は新型コロナウイルスの治療薬として、開発を進めていた経口薬の臨床試験において、死亡や入院のリスクが半減したことを発表しました。
米製薬大手メルクは1日、開発中の新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」の後期臨床試験(治験)の暫定分析結果で、重症化リスクがほぼ半減したと明らかにした。
極力早く米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する方針。認可されればコロナの飲み薬としては世界初となる可能性があるという。
軽中等症の成人のコロナ患者にモルヌピラビルとプラセボ(偽薬)を投与した治験で、モルヌピラビルは入院や死亡のリスクを約50%低下させた。飲み薬が処方されるようになれば、医療機関の負担が軽減されると期待されている。
引用元:時事通信社
目 次
新型コロナウィルス経口薬(飲み薬)ニュース
コロナウィルスの治療薬の開発競争が激しいですね。
先日、塩野義(シオノギ)製薬の飲み薬の治験が最終段階にきているとニュースになったばかりです。
飲み薬タイプの新型コロナウィルス治療薬については、日本の「塩野義製薬」が開発中であると、下記のブログでもお知らせしました。

塩野義製薬の経口薬(飲み薬)日本製コロナウィルス治療薬
日本の製薬会社による国産治療薬の最新情報をお知らせします。
製薬会社塩野義製薬はコロナウィルスのワクチン開発と同時に治療薬の開発も進めています。
シオノギの治療薬は自宅
2021-09-30 03:38
経口治療薬分野では米国の「ファイザー」と「メルク」が治験中です。欧州ではスイスの「エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社」が開発中です。
メルクは過去に薬害歴あり
メルクは過去にロフェコキシブ(非ステロイド性抗炎症薬ビオックス)の薬害が懸念され日本では販売を中断しました。
ワクチンや治療薬の開発スピードは世界で負けています。でも日本の製薬会社は時間をしっかりとかけて重い副反応が少ない治療薬やワクチンを開発してほしいところです。