デンマークをはじめ、日本やヨーロッパ、アメリカなどの先進国では高齢化が進み、定年年齢の引き上げが検討されています。デンマークは2040年までに定年年齢を70歳まで引き上げることを決定しており、ヨーロッパでは2060年までには74歳になるとの予測もあります。
ということで今後の政界的な定年年齢の推移について詳しく見てみましょう。
目 次
欧州連合EUの定年年齢について
ユーロニュースによると、OECDの報告に基づき、欧州連合(EU)の平均定年年齢は2060年までに67歳に達し、一部の国では70歳以上になるとされています。
2022年現在では、男性の法定定年年齢は62歳から67歳、女性は60歳から67歳となっており、イギリスやEFTA加盟国、EU加盟候補国のトルコを含めると、男性の平均定年年齢は64.7歳、女性は63.8歳です。
デンマークの状況
デンマークでは最近、定年年齢を2040年までに70歳に引き上げる法案が可決されました。現在67歳の定年年齢は、2030年には68歳、2035年には69歳と段階的に引き上げられる予定です。
デンマークは平均寿命に応じて定年年齢を5年ごとに見直す制度を2006年から導入しており、70歳の定年年齢は1970年12月31日以降に生まれた国民に適用されます。この引き上げに対して、労働組合や社会主義派政党からは反対の声もあります。
定年年齢引き上げの影響
デンマークの動きは他の欧州諸国にも影響を与えています。ベルギーは2030年までに定年年齢を67歳に引き上げる予定であり、イタリアも平均寿命に応じて年金開始年齢を引き上げる可能性があります。
イギリス、フランスなどでも定年年齢の引き上げに関する改革が進められており、抗議デモが行われることもあります。
OECDの調査定年年齢はデンマークで74歳を予想
OECDの調査では、2060年までにヨーロッパの32ヶ国のうち、男性は20ヶ国、女性は24ヶ国で定年退職年齢が引き上げられると予測されています。
2022年に労働市場に参入した人々の将来の定年年齢は、男性は62歳から74歳、女性は60歳から74歳に達するとされています。最大の定年年齢はデンマークで74歳、続いてイタリアとエストニアが71歳、オランダ、スウェーデン、キプロスが70歳等と予測されています。
このように、高齢化や平均寿命の伸びに伴い、各国で定年年齢の引き上げが進んでいます。これにより、長く働くライフスタイルが一般化し、高齢者の社会的役割が再定義されていくことが予測されます。
日本でも定年年齢の引き上げを検討中
日本においても、少子化とともに急速な高齢化が進行しており、定年年齢の見直しが大きな課題となっています。他国と比較した際、日本が持続可能な制度を構築するためには、労働環境の改善や年金制度の抜本的改革が求められると感じます。
とりわけ、体力的な限界が異なる職種ごとに柔軟な対応が必要だと考えます。
どっちかと言うと60歳過ぎてまで働きたくないですけど、老後を豊かに過ごすには行けるとこまで働くしかなさそうです。
ただ世の中には60歳過ぎても働きたい人は山ほどいますよ。しかも今の60歳って若いです。気力体力ともに向上しています。日本でも定年年齢を上げて、外国人労働に頼らないようにしてほしいです。
世界の定年年齢の比較表
| 国名 | 現在の定年年齢 | 特徴 |
|---|---|---|
| デンマーク | 男性67歳、女性67歳 | 平均寿命に基づき調整され、2040年には70歳、2060年には74歳に達する見込み。 |
| ノルウェー | 男性67歳、女性67歳 | ヨーロッパでトップクラスの高い定年年齢。職種により例外あり。 |
| アイスランド | 男性67歳、女性67歳 | 北欧諸国で一般的に高い年齢を維持。 |
| イギリス | 男性66歳、女性66歳 | 公的年金受給開始年齢を段階的に引き上げ。 |
| ドイツ | 男性65.8歳、女性65.8歳 | 雇用形態の多様化と共に引き上げが検討される予定。 |
| フランス | 64歳(2023年に引き上げ) | 暴動や抗議を経て年金改革法成立。 |
| イタリア | 男性67歳、女性67歳 | 平均寿命に基づき年金給付年齢を調整する制度を採用。 |
| オーストリア | 男性65歳、女性60歳 | 女性の定年年齢が未だに男性より低い点が特徴(国際的議論の的)。 |
| 日本 | 65歳 | 実質的に多くの企業で65歳定年制が普及。70歳定年の検討が進められている。 |
| 韓国 | 60歳 | 定年延長や高齢者雇用促進のための政策が進行中。 |
| アメリカ | 退職年齢なし(雇用主との契約次第) | 退職年齢が法定化されておらず、多くの場合は個々の契約による。 |
| トルコ | 男性52歳、女性49歳 | 世界で最も低い定年年齢を持つ国。高齢化対策が遅れているとの指摘がある。 |
| 中国 | 男性60歳、女性55歳(事務職)50歳(労働職) | 近い将来に定年年齢を段階的に引き上げる方向で議論が行われている。 |
| スウェーデン | 男性65歳、女性65歳 | 年齢により給付額が変動する仕組みを採用。引き上げの方向性が議論中。 |
特筆すべきポイント
- 最高の定年年齢:デンマークは2060年に74歳と予想され、現在でも67歳と非常に高い
- 最低の定年年齢:トルコは女性49歳、男性52歳と、世界で最も低い
- 定年年齢が柔軟な国:アメリカでは法定の退職年齢が存在せず、契約自由主義に依存
トルコは定年年齢低いですね。ビックリです。羨ましいことではありますが、52歳って日本では部長クラスの年齢です。働き盛りで経験を兼ね備えた年齢です。こんなんで国として大丈夫ですかね。50代前半ってヤクザと政治家の世界ではまだまだ若手ですよ。
トルコではヒマそうなおっさんが溢れかえってるっておぞましいです。ここまでくると52歳以上の犯罪が増えそうですけど、そのあたりがどうなんでしょうかね。
北欧諸国や一部の先進国では高齢者が労働市場で活躍するための仕組みが整備されている一方で、トルコのような比較的低い定年年齢を持つ国も依然として存在します。
また、日本や中国では急激な少子高齢化を背景に定年延長が重要課題となっており、多様な働き方を受け入れる制度設計が求められています。
日本とヨーロッパを比較すると、高齢者の労働参加や制度改革への対応速度に差異が見られます。デンマークのように平均寿命に基づいた柔軟な政策も興味深いですが、日本の職場文化や環境に適応した独自のアプローチが必要です。
今後定年が延長されたとしたら60歳以上の人は、老害扱いされないようにしなくちゃいけないですよね。さらには高齢者が無理なく働ける環境づくりが、今後の重要な鍵となることでしょう。







