CFDやFXで両建てする意味は何のため?CFDにおける両建てのメリットとデメリットを解説

投資における両建てとは?

FXの「両建て」とは、同じ通貨ペアで「買い(ロング)」と「売り(ショート)」のポジションを同時に保有することを指します。例えば、「USD/JPY」を1ロット買いながら、同時に1ロット売るといった取引が両建てに該当します。

目 次

くりっく株365が提供するCFDの両建てとは?

くりっく株365が提供するCFD(差金決済取引)における両建てとは、同じ銘柄で「買い」と「売り」のポジションを同時に保有することを指します。例えば、日経225を対象としたCFDで、買いポジションを持ちつつ、同時に売りポジションも持つことで、価格変動リスクを抑えることができます。

両建てのメリット

1. 相場の変動リスクを抑えられる

  • 一時的な価格変動に対するヘッジとして利用できる。
  • 例えば、長期の買いポジションを持っている際に、短期的な下落リスクを軽減するために売りを追加することが可能。

2. 取引の柔軟性が向上する

  • 売り・買いの両方のポジションを持つことで、相場の動きを見ながら戦略的な調整ができる。
  • 例えば、買いポジションの利益を確保しながら、売りポジションでさらなる下落を狙うことも可能。

3. 配当相当額の調整金を活用できる

  • くりっく株365では、配当相当額の受け取り・支払いが発生するため、これを活用した戦略が可能。
  • 配当狙いの戦略では、両建てを利用することでリスクを抑えながら配当を得ることも考えられる。

両建てのデメリット

両建てのデメリットは以下のとおりです。

1. 取引コストが増える

  • 売買のスプレッド(価格差)が2倍かかるため、取引コストが高くなる。
  • 長期間ポジションを持つ場合、手数料や金利負担が増加する可能性がある。

2. 資金効率が悪くなる

  • 買いと売りの両方のポジションに証拠金が必要になるため、資金の拘束が増える。
  • その分、他の有望な投資チャンスを逃す可能性がある。

3. 決済するタイミングが難しい

  • どちらかのポジションを解消する際に、市場の動きを見誤ると損失が発生する可能性がある。
  • 例えば、リスクヘッジのつもりで売りを入れたものの、思った方向に動かずに損失が拡大することもある。

くりっく株365のCFDにおける両建ては、リスクヘッジや配当狙いの戦略として有効ですが、コストや資金効率の問題もあるため、慎重に活用する必要があります。

4.含み損が増える可能性

「2」と「3」で説明したように両建てで決済のタイミングを見誤ると、含み損が長期間塩漬けになるケースが多々あります。余裕資金があれば問題はないのですが、含み損プラス両建てした分の証拠金も塩漬けになります
証拠金が減るということは資金を回せません。そうなると、次に投資する機会を失ってしまいます。
結局はどこかの段階で損切りせざるを得ない状況になります。ということで、両建ては見極めが非常に大事です。軍資金に余裕がないあなたは両建ては慎重に行いましょう。

5.両建て禁止

FX業者などは両建てに関して各社推奨していません。中には両建てを禁止している業者があります。FX業者の中にはお金が出金できなくなるケースがあります。

気を付けてください。

岡三証券オンラインの「くりっく株365」は両建てはOKでして、以下のような説明がなされています。

 

「くりっく株365」の両建てについては、以下の特徴を兼ね備えている点で、一般の店頭CFDにおける両建てとは異なります。

[1] 売り・買の建玉に同一の金利相当額・配当相当額が適用されることから、両建てによる逆ざやが発生しません。
[2] 市場で反対売買を行う必要がないため、売買スプレッドに二重負担がありません。
[3] 建玉整理による両建て決済の取引手数料を免除しています。

※建玉整理の注文入力締切時刻は、各商品の取引終了時刻の15分前となります。

引用:岡三証券オンライン

両建てして負けない手法

損切り貧乏を経験しているぼくとしましては、両建てをすることで損切りを減らすようにしています。ですので、CFDの日経平均225マイクロで損切りしたことはまだありません。

ある程度軍資金に余裕を持たせておいて、両建てで損益のバランスを取ります。その状況で積極的に売買していきます。

なぜなら含み損が少ないうえに損切りせず損を最小限に抑えるために売りにもエントリーして両建てを行っているからです。

両建てで暴落に備える

現在のような株価が高値で推移している時、買いでエントリーするならば慎重になりましょう。こういうときは両建てで売りにも買いにもポジションを持って暴落に備えます。

なるべく損切りを避けたいぼくの場合は、例えば買いを入れてから株価が一気に1,000円近く下がったとします。そんな時は売りにもエントリーしておきます。

そうすれば含み損は約10,000円で済みます。

で、この10,000円の損を埋めるために株価が反発して上がれば、ちょこちょこと売りをいれて決済していきます。そのちょこちょこ売りで損切りしても良いラインにきたら損切りします。

ぼくの場合だと5,000円も利益が出れば、残りのマイナス5000円を損切りしてリスタートします。

下記画像は実際に両建した画像です。売りが-7023円の含み損を抱えています。

1月17日から2月8日までずっとマイナスで保有し続けています。

ぼくの読みが間違っていたというのもありますが、仮にここから4万円まで上昇しても約16,000円のマイナスで済みます。逆に下がってきて含み損が3,000円あたりをメドに損切りを考えます。

両建てした際の損切りライン

投資の世界で儲ける人は損切りが上手い人だと思います。100%勝てる人いないわけですので、損切りは絶対条件となってきます。

株式投資における損切りの目安は10%だと言われています。この数字は妥当だと思います。ただ損切りは金融商品にもよると思われます。ボラリティが大きい商品ならまたすぐ10%ぐらい戻す可能性があります。でもボラリティが小さい値動き少ない銘柄や金融商品は、プラスまで戻すのに時間がかかります。

含み損を抱えるのはイヤなものです。また損切りするのもイヤなものです。人は自分の判断ミスは認めたくないものです。

損切りはその人の性格が出ます。少しの含み損で不安になる人は、含み損が出たらすぐに手仕舞いする人もいるでしょう。逆に粘って粘っても値が戻らすに塩漬けになる人もいるでしょう。様々な要因が重なる損切りライン設定って難しいです。でもそれら多くの要因を踏まえることプラス経験が必要ではないでしょうかね。

両建てした時は損が拡大しないものの、長期間含み損を抱えるのはなるべく避けたいです。ですので、含み損が10,000円ならば両建てで10,000円の儲けを出して、プラスマイナス0円にして損切りするのも手です。以上のような例はあくまでも目安です。ご了承くださいませ。

両建てして勝つ方法

まずは売りと買いをほぼ同時にエントリーします。するとどちらかに値が動きます。するとどちらかがプラスになりますよね。

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