台湾外交部(外務省)は2021年11月18日、バルト3国の「リトアニア」の首都ビリニュスにおいて、「台湾代表処(大使館に相当)」を開設しました。
ヨーロッパでは初めてのことです。
これに対して中国は反発していました。
台湾と国交がない国に「台湾」と国名がついた代表処が開設されるのは極めて異例のことです。
台湾は中国の一部であると主張している中国は「中国の内政に乱暴に干渉する動きだ」と怒り心頭です。
バルト三国のリトアニア政府は15日、中国に駐在する臨時代理大使が本国に戻ると発表しました。
中国との関係悪化を背景にした措置とみられます。
リトアニア外務省は15日、中国に駐在する臨時代理大使が「協議」のため首都・ビリニュスに戻るとした上で、中国に住むリトアニア国民に対して一時的に遠隔で業務を行うと発表しました。
ロイター通信によりますと、外交団は全員、すでに中国を離れていて、消息筋は今回の帰国について、外交官への「安全上の懸念」があり、「脅迫」への対応だと答えたということです。
事実上の大使館の一時閉鎖とみられますが、リトアニア外務省は業務の再開について「中国側と協議を続ける」としています。
中国は、リトアニアが先月、「台湾代表処」を設置したことに猛反発し、対抗措置としてリトアニアとの外交関係を格下げするなど両国関係は急速に悪化していました。
引用元:TBS NEWS
小国のリトアニアが毅然とした態度を示しました。
中国の臨時代理大使を引き上げさせるとはたいしたもんです。
台湾との友好関係を続ける為の判断でしょう。
いまだに外交ボイコットを発表しない日本とはえらい違いです。