茨城県警と栃木県警が合同で捜査を進めた結果、7月2日、指定暴力団住吉会系の「七代目領家一家」傘下「安田組」の幹部である慎道会会長・中茎凌大容疑者(25歳)を含む3人が窃盗および窃盗未遂の疑いで再逮捕されました。
この3人は、今年4月23日に栃木県鹿沼市内のコインランドリー両替機から現金21万9800円を盗んだほか、鹿沼市および宇都宮市内にある別のコインランドリー2店舗でも現金を盗もうとした疑いが持たれています。
捜査班によると、この被害は昨年7月以降に確認された約160件の同様の事件の一部に過ぎない可能性があるとの指摘があります。
しかし、なぜヤクザがこのような「コインランドリー荒らし」という手段を取るのでしょうか?今回はその背景に迫ります。
目 次
■ ヤクザがヤクザらしくない犯罪をする理由
コインランドリーは、比較的防犯対策が手薄であるケースが多いと言われています。特に深夜帯は人目が少なく、監視カメラの設置場所や台数も限られていることが一般的です。
また、現金を扱う両替機には高額な現金が貯まっていることが多く、短期間で効率的に現金を手に入れる手段として悪用されているのです。
■ 暴対法と暴力団と資金繰りの関係
現在、暴対法の影響で暴力団特有のシノギがしにくくなり、追い詰められてきています。過去にはみかじめや賭博、恐喝などが資金源として知られていましたが、法規制の強化や取締りの厳格化により、シノギがしにくくなっています。
ヤクザ特有のシノギができない
加えて、暴力団排除条例などの施行によって合法的な収入を得る道も閉ざされつつあります。
その結果、暴力団は短期的に現金を得る手段として、アワビの密漁、オレオレ詐欺や今回のような窃盗行為など、比較的小規模な犯罪活動に手を染めるケースが増えているのです。
■ 一般市民への影響と今後の対策
今回のケースでもわかるように、コインランドリーといった私たちの日常的な施設にまで犯罪が及ぶ事態は深刻です。このような被害を防ぐためには、防犯カメラの強化や従業員の巡回頻度の増加、さらに地域住民による見守り活動の強化が求められます。
また、暴力団そのものを根本的に追い詰めるためには、法的処罰だけでなく、社会全体で暴力団排除の意識を高めていくことが重要です。
住吉会系領家一家「安田組」組織図
| 役職 | 名前 | 備考 |
|---|---|---|
| 組長 | 安田慎治 | 住吉会組織委員・七代目領家一家理事長 |
| 組長代行 | 矢沢一也 | |
| 組長代行補佐 | 皇良秀勝 | |
| 舎弟頭 | 一ノ谷義信 | 七代目領家一家理事 |
| 本部長 | 中茎凌大 | 七代目領家一家行動隊長・執行部補佐・慎道会会長(現在勾留中) |
| 統括長 | 安藤慎 | 七代目領家一家理事 |
| 舎弟 | 高田健 | 七代目領家一家理事 |
| 組長付 | 仲村雅輝 | |
| 組長付 | 中茎陸 |







