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「コロナになった」…巧妙な言い訳の裏で
被害に遭ったのは、神奈川県で「ニコニコレンタカー小田原扇町店」を運営する近藤車体です。
事件の車両は、4年リースの契約をしたばかりの三菱・エクリプスクロス(白い車体、ミラーとホイールが黒)。残債が約300万円も残っていました。
契約者の30代日本人女性は8月10日から14日まで車をレンタル。しかし、返却日になっても車は戻ってきませんでした。
店主が連絡すると、女性は「旦那の実家でコロナになった」「貧血で病院にいる」などと次々に言い訳を重ね、返却を延長。不信感を抱いた店主が法的措置を警告すると、事態は急変します。
警察からの電話で発覚した驚きの真相
女性への法的措置を匂わせたメッセージを送った1時間後、警察から店主に電話が入りました。
女性が「車が盗まれた」と警察に通報したものの、話に矛盾があるというのです。警察と店主が女性に事情を聞くと、女性は「法的に訴えられると思って焦り、夫に嘘をついた」と告白。
さらに驚くべきことに、自宅の防犯カメラには、女性が8月14日に外国人らしき人物に車の鍵を渡す様子が記録されていました。この映像が決定的な証拠となり、女性が車を売却したことが発覚。女性は精神的な疾患を患っているとも明かされました。
被害額は300万円超、車はいまだ行方不明
店主は9月2日に詐欺容疑で被害届を提出しましたが、車はいまだ見つかっていません。
この事件による損失は大きいです。延滞金10万円に加え、車両の残債300万円の計約310万円を女性側に請求する予定ですが、女性に借金があることから支払われるか不透明な状況です。
店主は「1台の損失は経営に深刻なダメージを与える。しっかりと責任を取ってほしい」と無念さをにじませています。
この事件は、レンタカーの管理体制や、契約者の身元確認の重要性について改めて問題を提起しています。
外国人に売却された車の行方は?
盗まれた車は海外に売り飛ばされているでしょう。もしくはニコイチ車として国内で売りさばかれていると思います。
これまでにレンタカーの持ち逃げ事件はありましたが、車を売りさばくって図々しいにもほどがありますよね。今回の事件は計画的で日本人の女性を使ってレンタルさせるなど巧妙です。
レンタカーを貸すときの条件を厳しくしなきゃいねないですね。







