戦争賛美か反戦映画か?戦争映画史上最大のヒット作「アメリカンスナイパー」のエンディングは号泣必至!

映画の冒頭から10歳ぐらいの子供を射殺し、いきなり重苦しい雰囲気で物語は始まります。そして最後は涙がボロボロ溢れ出てきます。

辛口映画評論家が大絶賛

今年(平成31年)のお正月にクリントイーストウッド監督の映画『アメリカンスナイパー』をスカパーで観ました。

この映画は大変評価が高くて、100点満点中「100点」を出した映画評論家もいました。

ちなみに100点を出した評論家さんは、実写版映画の『進撃の巨人』には40点をつけました。このことで監督が怒りを露わにして少し話題にもなりました。

映画「進撃の巨人」は低評価

たしかにあの映画は30点~40点ぐらいが妥当です。CGがショボくて恋愛を交えたストーリーもゲンナリでした。そもそもキャスティングからして間違えています。演者に罪はありませんが、ミカサ役が水原ナントカだというだけで見る気が失せます。

進撃の巨人に出てくる登場人物はほぼ「西洋人」です。にもかかわらず役者は全員日本人にしているんです。それなのに東洋系のミカサ役だけがアメリカと韓国のハーフなんです。こんなのは明らかにキャスティングミスでしょう。

他の配役は無理くり日本人にしているのに、主要メンバーで唯一の東洋系であるミカサだけが、日本人じゃないっておかしいですもん。あの配役は絶対ナシですわ。ナシ中のナシです。

エレン役の「三浦春馬」にしてもなんか違います。「佐藤健」あたりでよかったような気がします。

そんなダメ映画の中でもまともだったのは、ハンジ役の「石原さとみ」とサシャ役の「桜庭ななみ」ぐらいのもんでした。

2作目に大コケした進撃の巨人

こうした致命的なキャスティングミスはあるものの、原作が発行部数5000万部というオバケマンガだけあって、1作目は興行収入が31億とそこそこヒットしました。でも2作目は1作目の半分しか稼げていません。1作目を見た人たちが続編は見るに値しないと判断した結果です。当然仆僕も見ていません。

進撃の巨人」ハリウッドで実写映画化

進撃の巨人は米国ハリウッドでも実写化されるとのことです。ハリウッド版でもファンが願うことは同じです。原作が日本人であるうえにミカサの背景を考えれば、彼女の役は絶対に日本人じゃないとダメだということです。

しかも、ミカサという名前は「戦艦三笠」が由来なんですから、間違っても朝鮮、中国系がキャスティングされないよう心より願っています。

eiga.com

アメリカンスナイパーのあらすじ

ここらで話を本筋に戻します。映画『アメリカンスナイパー』はイラク戦争へ4度派遣され、伝説と呼ばれた最強スナイパーの過酷な任務を描いています。

愛国者でアメリカ海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)所属の「クリス・カイル」兵曹長の事実に基づいたノンフィクションです。戦場での戦いと日常とのギャップでPTSDに苦しむ姿なども描かれています。

2015年にはアカデミー賞では6部門にノミネートされました。

  • 作品賞
  • 主演男優賞
  • 脚色賞
  • 録音賞
  • 編集賞
  • 音響編集賞

戦争映画史上最高の興行収入を記録

アカデミー賞ノミネート効果で映画は大ヒットし、全米で「戦争映画第1位」の興行を記録しました。

それまでの戦争映画興行収益No1は、スティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』でしたが、その興行記録をアッサリ塗り替えました。

映画は大ヒットしたわけですが、内容的にツッコミどころは多々あります。おそらく130分では描き切れなかった部分が多かったんだと思われます。

主人公よりも「メンタル」がヤバそうだった「弟」はどうなったの?とか主人公がPTSDで苦しむ姿が十分に伝わってこない感はありました。

3時間ぐらいのボリュームがあれば、こういった「?」が付く部分はカバーできたかもしれません。

ストーリーに抜け落ちている部分はあるものの、戦闘シーンにリアリティがあります。ヘタに動けば敵の「凄腕スナイパー」から頭を撃ち抜かれる。という”ピーン”と張りつめた緊張感があります。

帰還した際には片足や両足を失くした元兵士が出てくる場面もあり、戦争の悲惨さと残酷さが”ヒシヒシ”と伝わる映画ではあります。

ドンパチ戦争映画とは一線を画する

RPG(対戦車グレネードランチャー)をガンガンぶっ放すシーンはありませんので、派手な戦闘シーンがお好みの方はちょっと拍子抜けするかもしれません。

ここ10年ぐらいの戦争映画は『ブラックホークダウン』や『ローンサバイバー』とどうしても比較してしまうのですが、これら映画のような「絶対絶命感」はありません。個人的には「RPG」がバンバン飛んで来るようなドンパチ感がほしかったです。

あと劇中で一番印象深かったのがラストシーンで見せた奥さんの眼差しです。

奥さんが怪訝なそうな眼が語ったとおり、最後にクリス・カイル兵曹長は殺害されます。彼と同じPTSDで苦しむ元軍人に射殺されてしまうのです。

アメリカの為に命を懸けて戦った愛国者が、同じアメリカ人に殺されてしまいます。なんという皮肉でしょう。

殺されるシーンはありませんので、「あれ!?戦場で死ぬわけじゃないいんだ」、「力になろうとした元軍人になんで殺されるの?」意味わからんってちょっと混乱します。

そんな状況でエンディングを迎えるんです。ここで涙がこぼれ落ちてきます。

衝撃のエンディングとは

エンディングでは実際の映像が流れます。そのシーンはアメリカ国旗を降る大勢の人波です。それは亡くなった主人公「クリス・カイル」の霊柩車に向けて国旗を振る人々たちでした。

まるで箱根駅伝の学生ランナーを応援するかのような光景です。ハイウェイの陸橋にも星条旗を振る人が大勢いて、その光景がずっ~と続くのです。

「えっ、これ本物の映像じゃん!」しかも「祖国の為に命を賭して戦ったクリスカイルを見送ってんだ!」と気づくと、自然と涙がこみ上げてきます。もう涙は止まりません。

この時の感情は終戦記念日に英霊の方々に思いを馳せる時と同じです。

この衝撃的なエンディングは、クリスカイル本人が映画完成前に殺されてしまった為、急遽脚本を変更して実現したそうです。主人公が悲劇的な死を遂げてしまったことで、あまりにも神がかったラストとなりました。

戦死していないのに

クリスカイルは戦場で死んだわけじゃありません。アメリカ国内で味方に殺されました。戦死したわけじゃないにあれだけの人達が感謝して見送るんです。アメリカ人ってスゲェなと思いました。

と同時にやっぱアメリカは怖えなぁと思い知らされました。これがアメリカなんだなと・・・。

別にアメリカをホメるわけじゃないですけど、クリスカイルは優秀な狙撃手だっただけど、ただの「一兵卒」に過ぎないのです。

それなのにあれだけ多くのアメリカ人が尊敬と感謝を表しているんです。そりゃ兵士の士気は上がりますよ。

それに比べ我が日本は「靖国神社」へ参拝すらしない政治家が大勢いるんです。

日本人とはメンタリティが違い過ぎて、もう一度アメリカと戦うなら相当な気合を入れんと勝てんぜっと思わされました。戦争で勝つには「国民の支持」と「兵士の士気」が大きく関係してきますので、今のアメリカはベトナム戦争の時みたいにはいかんでしょう。

まとめ

アメリカンスナイパーは反戦映画だというレビューが多く見受けられます。でも僕はそうは思いませんでした。

戦争はホント恐ろしいです。戦時中の主要都市は大空襲で街を火の海にされ、広島と長崎に原爆を落とされました。アメリカから「無差別大量虐殺」を受けた日本だからこそ、戦争の悲惨さは痛いほどわかっています。

だけど、「正義と自由と領土のためには戦おう!」ということを再認識させてくれる映画でした。

人死にはなるべく避けたいです。でも戦わなければローマに滅ぼされたカルタゴになるのですから・・・。

戦争を放棄したカルタゴの末路に関してはこちらの記事を参照してみてください。

 

ライフルのスコープは日本製

最後に主人公が実際に使用していたライフルのスコープは、「ライト光機社」という日本の会社が作った日本製です。アメリカのナイトフォース社から発注を受けたスコープです。

映画アメリカンスナイパー予告編


映画『アメリカン・スナイパー』予告編【HD】2015年2月21日公開

監督

  • クリント・イーストウッド

製作

  • クリント・イーストウッド
  • ロバート・ローレンツ
  • アンドリュー・ラザー
  • ブラッドリー・クーパー

キャスト

  • ブラッドリー・クーパー
  • シエナ・ミラー
  • マーク・リー
  • マンビグルス
  • ドーバー
  • 原題:American Sniper
  • 製作年:2014年
  • 製作国:アメリカ
  • 配給:ワーナー・ブラザース映画
  • 上映時間:132分
  • 映倫区分:R15+

解説

「ミリオンダラー・ベイビー」「許されざる者」の名匠クリント・イーストウッドが、米軍史上最強とうたわれた狙撃手クリス・カイルのベストセラー自伝を映画化。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイルは、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとる。しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、クリスの首には懸賞金がかけられ、命を狙われる。数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、そのジレンマに苦しみながら、2003年から09年の間に4度にわたるイラク遠征を経験。過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も、ぬぐえない心の傷に苦しむことになる。イーストウッド監督とは初タッグのブラッドリー・クーパーが、主演兼プロデューサーを務めた。

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