2025年7月31日、中国江蘇省蘇州において、子どもと一緒にいた日本人女性が何者かに襲撃され、負傷する事件が発生しました。在中国日本大使館は翌日、8月1日にこの件を公表し、中国政府に対して、こうした事件の再発防止を強く求めました。
目 次
事件の概要
襲撃された女性は子どもと共に地下鉄駅の構内を歩いていた際、何者かによって石のような物で殴られたとされています。中国外務省の報道官がAFP通信に対し、容疑者の身柄をすでに拘束したと発表しました。
負傷した女性は迅速に病院へ搬送され、命に別条はないことが確認されています。
過去にも日本人男児刺殺事件
蘇州では昨年6月にも、日本人母子が中国人男性に刃物で襲われ負傷する事件が発生しました。
この際、襲撃を止めに入った中国人女性が死亡するという痛ましい結果となっています。また2024年9月には南部の深センで10歳の日本人男児が刃物で刺殺された事件も発生しています。
報道規制について
今回の蘇州での事件に関する報道は、中国国内の人気通信アプリ「微信(ウィーチャット)」で検閲されたとされています。事件そのものだけでなく、情報の広がり方についても関心が寄せられています。
日本政府の対応
在中国日本大使館は声明の中で、「日本政府は中国政府に対し、容疑者を厳重に処罰し、再発防止策を講じ、日本人の安全を確保するよう強く求めている」と述べました。
中国政府のコメント
中国外務省も「中国は引き続き効果的な措置を講じ、中国に滞在する外国人の安全を守る」とし、安全対策の重要性に言及しました。







